どうも、えいとと申します。
“ゲーマーと筋トレ”は一見関係のない要素に思えるかもしれません。
実はゲーマーこそしっかり体を鍛えるべき、という時代がすでに到来しています。
楽しく遊ぶにもそれなりにパワーが必要な時代なんですよ。
近年はeスポーツの影響もあり、ゲーム市場は拡大を続けています。
注目度が上がっていくことはゲーマーとしてはうれしい限りです。
人口が増えればそこにお金が集まり、より発展していくもんですからね。
元々、ゲームはカジュアルに遊ぶことを想定されていました。
昨今のゲームは難易度、そして競技性がどんどん上がってきています。
良くも悪くも、みんなゲームに慣れてきてるんですよね。
参戦人口が増えれば競技性が向上し、より高い技術が求められるようになるのは当然です。
最大限にゲームを楽しむにはそれに対応する体が必要なんですよ。
そこで注目されているのが筋トレというわけです。
本記事では、”ゲーマーと筋トレ”について詳しく解説します。
ゲーマーを取り巻く環境

eスポーツ市場の拡大
元々は海外でしたが日本にもeスポーツの文化が入ってきています。
学校でもeスポーツ部ができるくらいです。
昔はゲーム=悪、ゲームをやらせないことこそが健全、みたいな概念ありましたよね。
プレイヤー層も広がり、年齢や性別を問わず参戦するものになりました。
「ゲームなんてオタクと子供がやるものだろ!」みたいな人はもはや老害です。
完全にゲームとかかわらないで生きている方が難しいかもしれません。
実際、eスポーツ部では”体を鍛える”という部分にも着目されています。
ゲーマーが人前に出る時代
YouTuber含め、ゲーマーも人前に出る時代となっています。
注目度が上がっているプロゲーマーもメディアに取り上げられやすいですね。
(まだ報酬が低すぎるという問題はあるようですが)
プロ以外は人前に出ないから見た目はどうでもいいとは言ってられません。
プレイ層が広がれば普段の生活にも入り込んでくるもの。
ゲーマーと現実世界との接点は確実に増えています。
スポーツ選手だけど人にみられたくない、が難しいのと同じです。
ゲームとリアルの境界線はどんどん近づいています。
昔は考えられませんでしたがVCなんかも一般的になりましたよね。
ゲーマーは不健康なイメージ
昔からあるけしからんイメージですがこれもまた事実ではあります。
ゲーマーは当然ゲームをやっている時間が長いです。
更に自宅でやることも多いでしょう。
ほとんど家からでないでゲームばかりやっているイメージ。
まぁそういった傾向があるのは間違いないですけどね。
運動してると言ったら「なに運動なんかしちゃってんの?」みたいなノリでしょう。
運動できないからゲームをやる、というような偏見もあったかと思います。
昔は…!!
eスポーツが注目されはじめた当時、プロゲーマーの梅原大吾氏はこれを問題視していたようです。
ゲーマーは”不健康で小汚い人が多い”というイメージを払拭したい。
注目度のあがる業界において、せめて見栄えはしっかりしていこうという考えです。
当時は本人も相当ジムに通っていたようでそのマインドは継承されています。
夢のあるプロをみて、”こうはなりたくないな”と思われてはいかんですもんね。
今は業界の仙人みたいなポジションだそうですが…
海外ゲーマーの影響
eスポーツ市場が大きい、海外ゲーマーは意識が高いです。
プロスポーツ選手と同様に認知されているという方が正しいですね。
海外ではプロゲーマー=アスリートなんですよ。
プロチームが本格的なトレーニング施設やプログラムを整備している例が増えています。
イギリスの強豪チーム。
専任のパフォーマンス責任者が週ごとの運動メニューや食事を管理している。
もう完全にアスリートですね。
デンマークの強豪チーム。
自前の練習拠点にジム設備を備え、トレーニングコーチを置いている。
ゲームと筋トレを同系列で扱う構えです。
「FPSゲームの上位10%のプレイヤーは、それ以下の層に比べて日々の身体活動量が多い」
海外研究の結果を紹介しており、上手いプレイヤーほど運動習慣がある。
また、自分の健康状態に自信がある傾向や、肥満度(BMI)の平均が低いことも判明している。
(筑波大学の研究者・松井崇氏)
日本も海外を追う形で、選手の健康管理や運動習慣づくりに取り組むようになってきました。
ゲーマーが競技力向上のために運動に取り組むという概念は浸透しつつあります。
競技力向上を狙うアスリート
具体例をあげておきます。
“ストリートファイター”の世界上位プレイヤー。
パンデミック以降にウェイトトレーニングを趣味にして定期的にジム通いを始めたところ、ゲーム中と日常生活の両面でポジティブな効果を得ていると語っています。
“ストリートファイター”のプロゲーマー。
パンデミック以降にウェイトトレーニングを趣味にして定期的にジム通いを始めたところ、ゲーム中と日常生活の両面でポジティブな効果を得ていると語っています。
“ストリートファイター”の東大卒プロゲーマー。
日本2人目のプロで自分も結構好きです。
ホームジムを設置、週5程度でメニューを組んで筋トレに取り組んでいる。
見た目がよくなった、体力がつきポジティブになった、ここ1発の集中力があがった等。
試合前にダッシュをかます”ときどダッシュ”は業界では有名。
著書のひとつ、”世界一のプロゲーマーがやっている努力2.0″は本当に面白かったです。
世の中の「ゲームばっかやってるとバカになるよ!」を反証した人です。
“ゲームが強くなるために体を鍛える”という発想は、現実のものとなっています。
もはや身体づくりはeスポーツに不可欠な要素なんでしょう。
本当にプロはストイックですよね。
「別に競技はしないし楽しめればOK!」という層は多いでしょう。
ただ、仕事で疲れて体力がなくなり、そもそもゲームをする気力が残らない。
ゲーマーとしてそれは許されません。
鍛えましょう!!
ゲーマーに必要な能力

集中力の向上
適度な運動は脳を活性化し、ゲーム中の集中力アップにつながります。
実際、高強度インターバル運動(HIIT)を1回行った後の20分間、プレイ成績が向上したとの研究報告があります。
前述したときど選手も「練習では味わえないような極限の集中状態を疑似体験できる」ため、本番で集中力を発揮しやすくなったと語っています。
筋トレで重量を最後の一回振り絞る場面は高い集中を要しますが、その経験が試合中の我慢強さや集中維持に役立つというわけです。
筋トレは集中しないと怪我しますからね。
一瞬に爆発させるような集中力はトレーニングで引き出すものだと思います。
反射神経と処理速度
運動は脳の情報処理スピードや判断力を高め、結果的にゲーム中の反射神経向上に寄与します。
運動習慣のなかった世界中の頭脳ゲーマー77人に週150分の運動プログラムを課しました。
4か月後には彼らの認知機能が10%、短期記憶が12%、問題解決能力が9%、処理スピードが12%それぞれ向上したと報告されています。
処理スピードの向上は、反応の速さが求められるゲームで有利になるのは言うまでもありません。
つまり、プレイ中の素早い反応や正確なエイムにつながる可能性が高いといえます。
そしてこちらも見ていただきたい。


スウェーデンで活動する”Silver Snipers”
当時平均69歳だったそうですがジブさがでていますね。
何より元気で、外見もかっこいい。
年齢と共に衰えるとはいえ、読みや経験と連動させていくものなので無駄にはなりません。
今後も更に競技年齢も広がっていくでしょう。
姿勢改善と予防
長時間のプレイや猫背や肩こり、腰痛の原因になりがちです。
筋トレによって姿勢を整える筋肉が鍛えることでこれを予防します。
特に、体幹や背筋のトレーニングは良好な姿勢維持に効果的です。
ゲーマー向けに、健康維持や姿勢改善、筋力増強に効果がある筋トレメニューを推奨しています。
実際、プロチームのトレーナーは毎日のストレッチ習慣を選手に課し、長時間の座位による背中や首への負担を軽減しているようです。
筋力がつけば長時間座っても体を支えられるようになるんですよ。
結果的に肩や腰への負荷が減って痛みの発生を予防できるわけです。
ゲーマーに多い、手首・肘の腱炎なども、筋力アップとストレッチでリスクを下げられます。
体が痛くなる原因は筋力がつくことで解決することも多いんですよ。
持久力と体力
筋トレによって全身持久力が高まるとバテにくくなります。
長時間のプレイに耐えられるようになるんですよね。
体力がつくと環境変化への順応も容易になるのでパフォーマンスが安定します。
スタミナ向上はプロ・アマ問わず、効果的なんですよね。
仕事で疲れて帰ってもバリバリゲームやれます!
メンタル強化とストレス耐性
運動には脳内ホルモンの分泌を促し、メンタルを安定させ、ストレスを軽減する効果があります。
筋トレなどで小さな成功体験を積み重ねると自信が付くというのも侮れません。
勝負所でのプレッシャーにも強くなりますからね。
筋トレは自分との戦いで、やればやっただけ成果が数字に表れます。
成功体験が増えることで結果が出なくてもメンタルが沈みにくくなるんですよ。
結果、常にポジティブでいられます。
また、筋肉が付くことで見た目が良くなり自己肯定感が増します。
身体的、精神的に自分が変わったと感じられると心身は安定し、自己管理能力も向上するもんです。
メンタルヘルスにも好循環をもたらし、ゲームに長く向き合う土台を支えます。
ゲーマーと筋トレの親和性

ジム筋トレは親和性が高い
ホームジムでもOKですが相当金がかかるのでジムとします。
筋トレがもたらす身体的変化はゲームパフォーマンスに直結しやすいです。
集中力、持久力、体幹はここぞの踏ん張りどころで効いてきます。
筋トレに必要な機材が一通り揃っているジムは環境として最高です。
あらゆる部位を効率的に鍛えることができますからね。
まわりもがんばっている環境なので自然とやる気もでてきます。
前述した通り、筋力がつけば姿勢維持や反応速度も向上します。
実際、eスポーツの現場では「まず体幹と握力を鍛えて姿勢とマウス操作の安定感を高めよう」といった指導もされるようです。
育成要素を楽しめる
ゲーム的な”育成要素”として楽しめるというのがあります。
筋トレは努力すればしただけ、重量や回数といった数値に成果が現れるものです。
これはRPGのレベル上げのような達成感があります。
ゲーム好きな人ほど、この数値向上に喜びを見出しやすく、飽きずに継続できる傾向があります。
リアルな自分のレベルをあげてしまおうというわけです。
▼データを分析


こちらは自分の筋トレデータの一部をグラフ化したものです。
どうせ筋トレを継続するなら効率よくレベルをあげたいじゃないですか。
どんな取り組みをどんなペースで実施し、どんな成果がでているか。
PDCAをまわし、今やるべきことを実施しています。
ゲームで遊ぶ感覚で自分のレベルも上げていけるといいですね。
ただ、リアルの生身はやりすぎると壊れるので注意!
自信が精神面に影響
筋トレによって身体的に自信がつくことが精神面に良い影響を与えます。
ネガティブ思考から脱却し、常に前向きな気持ちで物事に取り組めるようになりますね。
筋肉がついたことで自身のコンプレックスを克服できるという例もあります。
eスポーツプレイヤーであり経営者。
かつて”仏(ほとけ)”名で活躍し、”荒野行動”きっての司令塔として知られた存在です。
筋肉をつけたことで嫌なニキビも気にならなくなったエピソードがあります。
その後、経営者としてもタフなメンタルを発揮していますね。
ゲームプレイヤーこそ筋トレをすべきという推奨者のひとりです。
見た目の変化以上に自己肯定感や精神力の向上につながります。
結果的に、ゲームに対する姿勢や集中力が高まるというわけです。
姿勢保持力は持続力
専門家も筋トレの効果には太鼓判を押しています。
運動生物学の観点では、筋トレによって姿勢保持筋が強化されることの恩恵は大きいそうです。
長時間プレイによる疲労が軽減し、反応速度に必要な瞬発力、神経伝達も鍛えられます。
また、筋トレ後の成長ホルモン分泌やドーパミン増加により脳の覚醒度が上がります。
これはゲーム中の冴えにもつながると考えられていますね。
実際、梅原大吾氏も「eスポーツ界にもこうした科学的トレーニングを取り入れることで新しい可能性が広がる」とコメントしています。
ゲーマーはゲームだけやってればOKという時代は終わりました。
筋トレはゲーマーにとって”ハイリスク・ハイリターン”な戦法ではないんです。
ローリスクハイリターンをもたらす有効打であり、推奨されるべきものですね。
日本でも筋トレ自体がブームでやろうと思えばやれる環境整備は進んでいます。
機会があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。
以上(´・ω・`)
\ 筋トレしてたくさん食べるのは正義! /
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